トップページ > 解説:プラセンタ百科「プラセンタとC型慢性肝炎」

プラセンタは「抗酸化作用」と「肝細胞増殖機能」の2つの機能により、美肌美容健康アンチエイジングに効果をもたらします。実際、厚生労働省に効能が認められ、医薬品として認可されてから半世紀近く経つプラセンタもあります。
いつまでも若々しくありたいという方はプラセンタを一度、試してみてはいかがでしょうか。
>>>最新のプラセンタランキングはこちら

プラセンタ百科「プラセンタとC型慢性肝炎」

現在大きな問題をはらんでいるのはC型肝炎です。C型肝炎ウイルス(HCV)に感染すると、激しい症状に苦しむ人もいますが、多くは自覚症状もないまま約7割が慢性化し、10〜15年を経てから次第にGOT、GPTの上昇を起こし、やがて肝硬変を経て肝ガンヘと進むことが少なくないのです。

ですから、C型慢性肝炎が肝硬変へと進まないようにすることが大切で、この治療にプラセンタ注射(ラエンネック)が好成績を収めてきました。これはプラセンタの肝細胞増殖因子(HGF)が、肝臓の実質細胞の壊死するのを防ぎ、修復・再生するためと考えられます。

ここでは一人の患者さんの例を見ることにします。

この68歳の男性はC型慢性肝炎で、青年期に受けた肺結核の肺葉切除術時の輸血で血清肝炎になり、劇症期を経て1年余りの療養の後に学生生活に復帰したそうです。

その数年後から始まる勤務先での健康診断ではいつも再検査を命じられ、やがて慢性肝炎(非A非B型)であることがわかりましたが、全身的な倦怠感に襲われたときは「気力で頑張って乗り切った」ということです。つまり「検査は受けるけれども治療はしない」という、本人の言葉では「出来の悪い患者」として、その後のほぼ50年間を過ごしてきたわけです。

その間、1964年にB型肝炎ウイルス、1989年にC型肝炎ウイルスがアメリカで発見されますが、その翌年にはわが国でも保険で検査できるようになり、この患者さんも間もなく自分がC型肝炎であることを血液検査で知ったそうです。しかし、やはり特に治療はしなかったそうです。

もう少しその後の経緯を記しますと、この患者さんは1991年(平成3)に自宅近くの医院で血液検査を受け、そのときGOT=339、GPT=247、γーGTP=199であったため、その医師の勧めで小柴胡湯を飲み始めたそうですが、やはり治療には不熱心で間もなく薬を断り、その後勧められたインターフェロン療法も、「副作用への心配というのではなかったが、試す気にならなかった」そうです。

聞けばこの患者さんは風邪などで通院した折りに年に1回くらい血液検査を受けたそうですが、その検査からも次第に足が遠のき、最後となった検査(平成11年)でもGOT=266、GPT=363でした(なお、最初の面談時の話では「検査値はどちらも300前後」といったうろ覚えだったのですが、後でその医院から貰っていた検査報告書によって上記の数値がわかりました)。

ともあれ、慢性肝炎の経過年数から見ても、また3桁の検査値ということから考えればなおさら放置できませんので、血液検査をすることを勧め、同意を得て実際にすぐその場で採血をしたのです。その結果と、その後の経過を別表に示します。

このようなデータを前に、担当医が「惨價たる数値ですね」と言ったとすれば、多くの場合その一言は「ドクハラ」としてその患者さんに突き刺さることになるでしょう。かといってこの数値は、放置してよい域を超えています。

結局この患者さんには1回目の血液検査が出たときに「取りあえずGOTとGPTを2桁にするように頑張りましょう」と話し、「週2〜3回のプラセンタ注射(ラエンネック3A/回)と小柴胡湯の服用」を開始しました。

その後の経過ですが、GOTとGPTはウイルスなどによって死んだ肝細胞からあふれ出た酵素ですから、数値が減少していくことはウイルスの活動が抑制されて来たことを反映していると考えられます。

C型肝炎では、長期間のうちに肝硬変へと移行して機能障害を起こし、やがて肝臓ガンになるケースが多いのですが、この患者さんは全体の数値が良くない中で、総コレルテロール値が正常値に入っています。これはあるいは、肝細胞の再生能力が高いことを示しているのかもしれません。

事実、肝硬変になると肝臓のコレステロール産生能が落ちてきて総コレルテロール値はどんどん下がり、100以下になっていくことも珍しくありません。一般に肝炎の患者さん以外は「総コレステロールが高いのは危険」と言われていますが、C型慢性肝炎の場合には違う見方をする必要もあるのです。

とはいえC型慢性肝炎が肝硬変、肝ガンヘと進む確率は高い、というよりも、そうなるのが普通なのですから、個人差は考慮しながらも常に肝ガンの早期発見には心を遣うべきでしょう。早期発見できれば、それだけ治療法にも幅と余裕が出るからです。

その発見の目安となる腫瘍マーカーの一つが「αFP」で、この患者さんの数値は低くありませんが、継続的に見ていきながらそれが急に200以上にまで上昇したら、危険性が高まったと判断すべきでしょう。

「PIVKAU」も肝ガンのマーカーとして非常に重要なものの一つで、その他の多くの数値が参考程度だとしても、肝ガンに対してはこのマーカーは相当大きな意味を持っています。

血小板の数値も肝ガンの発生の可能性を知るマーカーとして使われており、11以下になると肝ガンが発生する確率が高まりますが、この患者さんはその手前でよく頑張っているようです。

参考になさってください。

なお、プラセンタは健康効果に加え、酸化から胎児を守り成長を促すパワーから、更年期障害のほか、美白、美容、アンチエイジングに大きな効果があります。ご興味がある方はぜひ一度、プラセンタサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

>>>プラセンタランキング

プラセンタ百科

トップページ
プラセンタ比較
プラセンタ百科

目次

トップページ
プラセンタ比較
プラセンタの基礎知識
ゼロから分かるプラセンタ
今さら聞けないプラセンタ
プラセンタ百科

口コミを投稿する